Trimming

適切なケアは美しさを維持するだけでなく、皮膚トラブルを未然に防ぐ事を可能とし、結果として美しく健康的な状態が維持できるようになります。
 
状態悪化の初期段階で対応していくことは、犬達にとって薬を飲むという負担を減らす事に繋がり、飼い主様にとっても医療費負担を抑えることができるようになります。　適切なトリミングで綺麗にする事は、飼い主様にとっても、愛犬にとっても有意義な結果をもたらします。
 

予防に力を入れる大切さ

• 専門知識を持ったトリマーによる適切なケアを行い、皮膚トラブルを未然に防ぐ。
• トラブルが起こっている場合、状態に合わせた適切なケアを行う。
• ご自宅で出来るお手入れ方法をアドバイスし、トラブルなどの症状を未然に防ぐ。
• トラブルの早期発見で、必要であれば獣医師への診断を勧める。

「シャンプー」とは？

 
そもそも「シャンプー」とは、被毛･皮脂を洗浄し物理的な汚れと臭いを落とす事が目的としています。これはトリマーの行うシャンプーは、あくまでも被毛･皮脂の洗浄である事を意味します。　では、シャンプーをする事でかならず伴う

• 皮脂へのダメージ
• 人の手では物理的に除去不可能な毛根に入り込んだ汚れ
• シャンプーをした事で毛根に入り込んだシャンプー･カス

の事はご存じでしょうか？これらの毛根の汚れは臭いの原因･皮膚病の原因になると今では知られていますが、今まではこうしたトリミングの「シャンプー」が一般的トリミングとなっていました。
  

「最近シャンプーしたばかりなのに、また臭いが出てきた」

 
というご経験はありませんか？　臭いの原因と言われる毛根の汚れやシャンプーによってでてくるシャンプーカスは人の手では物理的に除去することはできず「臭いや汚れを落とす為にはシャンプーを行うしかない」という考えから再度シャンプーを行うケースも多く、何度やっても物理的な毛根の汚れが除去されない→数日後に臭いが出てくるという負のサイクルに陥るケースが多々見受けられます。

こうした負のサイクルでのシャンプーサイクル増加は、皮膚への負担が多いだけで無く、炎症や痒みの原因となってきます。

シャンプー剤について

 
美しく仕上げる為には「シャンプー剤選定」も重要になってきます。
多種多様のシャンプー類が販売されており、その中から効果･効能が期待できるシャンプーを見出し、その上でご愛犬の体質･状態に合わせたシャンプー選びが必要とされます。
当施設では「結果の得られるモノを」というコンセプトの元、選び抜いたシャンプー剤を使用しています。シャンプー選択は専門トリマーがご愛犬に合わせた最適なシャンプーを選択し、必要な場合は部位によってシャンプー剤の変更を行っております。
 
「適切なシャンプー剤選び」はシャンプーに対する知識と経験だけでは見定める事はできません。個々により異なる毛の質・皮膚の状態を見極める目利きが必須事項となります。